『四つの犯罪,七つの墓場』

つげ義春さんの漫画を初めて読んだ。
ずっと昔から『ねじ式』を買おうと何度か思い立って、それでいて買っていなかった。
なのに何故だか、先日ふらりと寄った書店で、どうしても気になってしまって。
基本的に、どれもが暗い。
もう少し厳密に言うと、光を吸い込むブラックホールのような特異点が、どの作品中にも潜んでいる感じだ。
今これを選んでしまうあたりが、どこか象徴的でさえあるね。