『「ビジネス書」のトリセツ』

「ビジネス書」のトリセツ

「ビジネス書」のトリセツ

最近、ビジネス書を読む機会が増えた。
そういえば以前、学生時代のラグビー部のある先輩も、集中的にビジネス書を読んだ時期があったと言っていた。
自分自身はビジネス書に傾倒している訳ではなくて、読書量に占める割合が増えたと感じる程度だけれど、仕事を続けていると、自分のスタイルや方法論について、疑問や不安や危機感を非常に強く持つ時期というのが、やはりあるのかもしれない。勿論、特定の時期を問わず、自身のスタイルは必要に応じて壊せばよいし、そういうハングリー精神や向上心はあって然るべきだと思うし、更に言えば、その行き着く先が「ビジネス書」だとは必ずしも思わないけれど、当著作の中で著者の水野さんも書いている通り、良質のビジネス書は端的に面白い、というのは紛うことのない事実だ。
ただ、書店に平積みされた話題作に踊らされる前に、当著作は読んでおいて良いかもしれない。
読む必要性を全く感じない著作というのも本当に多いので、その意味では当著作は十分信頼に足るガイドだ。