『クラウドコンピューティングの幻想』

クラウドコンピューティングの幻想

クラウドコンピューティングの幻想

意図は理解できるが、著者自身の議論もやや錯綜している印象がある。
企業にとってのクラウドを議論するための土壌が、まだ整理されていない感じがする。
クラウドコンピューティングは、おそらくただのバズワードとは異なるだろう。
少なくともおれは、そう思っている。
問題なのは、いわゆるパブリック・クラウドの議論と混同されて、誰にとってのクラウドかを見失うことだ。
徹底的にユーザーであることが可能か。あるいは、クラウドの提供者となるのか。
企業にとって本当に重要なのは、ポジションを見据えることだと思います。