『すべての経済はバブルに通じる』

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巷間を騒がせているサブプライムローン問題に象徴される「バブル」という事象。
著者が考えるその構造の本質について、非常に適切に、かつ分かりやすく語られている。
「バブルはバブルであるからこそ、バブルである」というその自己増殖性が、切迫感を持って浮かび上がってくる。
経済学とはつまるところ心理学である、とまでは言えないにしても、
「心理」というファクターが構造的にバブルを求め、それ故にバブルは構造的に破綻するという分析には、
強い説得力を持って訴えかけるものがあるね。